第 1 回 教 話

「優」という字は深〜い!




突然ですが、私若先生は

「優」

という漢字が大のお気に入りです。

なに?突然過ぎるって?やっぱり(^^ゞ・・・でも、そうなんだなあ。

なぜかって?それはですねえ、この字はとても


「生きることに前向き」


な文字だからです。

どこが前向きか?あんたも質問好きだねえ・・・

しょうがない、教えて差し上げよう!



ではまず、この漢字をよ〜く見てください。

「優」

何か分かりましたか?えっ!?わからん?

あんたはかなりの鈍感野郎とお見受けした。

いいですか。

「人(にんべん)」という部分と、「憂」という部分からなっているでしょ。

ご存知の通り

「にんべん」




「ひと(人)」

のことを意味しているのは知ってますね。

また

「憂」

という字は「うれい」とよんで、

苦しみや悲しみ

を意味する言葉です。



そしてこの二つの部分をくっつけると、「優」という字になるわけです。

これを式であらわすと


人 + 憂 = 優
 


ということですね。

ではこの「優」という字は、どう読むのかと言いますと、

ご存知の通り


「やさしい」


と読むわけです。


つまり、


「苦しんだり悲しんだ(憂)ひと(人)は優しくなれる」


というわけなんです。

どない?ほ〜お、なるほど×2!と思ったでしょ!

そう思ったあんたは偉い(^O^)



これは少し表現を変えて、

「優しい人は苦しみ悲しみを経験している人で、

だからこそ相手に対してやさしくできる」


と言うこともできるでしょうね。



考えてみれば、それも当然のことかもしれません。

例えば、小さな男の子が転んだとします。

泣いているその男の子に、「痛かったね。大丈夫?」

と駆け寄よって思いやりの一言をかけられるのも、

それは私たちが成長する過程で、

転ぶということが痛いということを経験的によく知っているからです。

そうでなければ、なぜ泣いているのかわからなくて、

時にはうるさくて迷惑そうな顔をするかもしれません。



一方苦しみや悲しみを知っている人は、

たとえ自分と相手の状況が少しくらい違っても、

自分の苦しんだ経験をもとにして、

苦しんだり悲しんだりしている人の気持ちを察することができるのです。

だからこそ、優しくなれるのです。



ちなみに

金光教

では、この相手を思いやる優しい心のことを

神様から頂いた

「神心」とか「心の神」

と言ったりします。



ともすると私たちは、苦しみや悲しみは絶対に



「悪いもの」「良くないもの」


ときめてかかって考えがちですが、

しかし人間として大切な「相手を思いやる優しい心」を身につけるには、

そういう苦しい経験、悲しい経験が


不 可 欠


なのだと思います。



もちろん相手を思いやる優しい心は、

人間であれば誰もが生まれながらにして持っていると思いますし、

また金光教でもそのように考えています。



しかし一方で、

その優しい気持ちを相手に対して

しっかりと現せるようになるには、

それなりの

苦しい経験や悲しい経験も必要だ

と思うのです!!



と、まあかなり力が入ってしまいましたが、とにかくこんなことをですね、

私は「優」という字を見て考えたりするわけです。

ね、この漢字けっこうイイでしょ!(^o^)



さてここまでをいったんまとめてみましょう。



「優」という漢字は

人生でマイナスにとらえがちな「苦しみや悲しみ」も、

人間にとって大切な「優しさ」を育ててくれる意義あるものなんだ

ということを分かりやすく教えてくれる漢字であり、

そこが私の惹かれる第一の理由だ、



ということですね。


第一があるなら第二もあるということですが、

さらに私がこの字には惹かれるのは、別の読み方として


「すぐれている」


とも読めるところです。

つまり


「優しさを兼ね備えている人は優れている」


というわけなのです。深いな〜



私たち人間は、

誰もが幸せな人生を歩みたいと願っているわけですが、

現実には生きていく上で、

そう楽しいとばかり言えない状況にたくさん出会い、

一度や二度は死んでしまいたいほどの苦しみや悲しみも経験します。



しかし

そういった苦しみや悲しみを人生のマイナスと捉えるか、

それとも

苦しみ悲しみも人生を豊かにしてくれるプラスのものと捉えるかでは、

その困難を乗り越えようとするときはもちろんのこと、

その人の人生それ自体もずいぶんと変わってくるのではないでしょうか?



金光教の教祖様は、ある大変苦しんでおられた方に



「人の身の上に決して無駄事はなされない。
・・・信心をせよ。みな末のおかげになる。」


と諭され、また別の方には


「難はみかげ」


(ミニ解説・・・「難」は困り、苦しみ、悲しむ状況を意味して、

         「みかげ」は難が克服された状況を意味します。

          信心すればどんな難もおかげに変わるという意。)


と諭し、元気づけておられます。



マイナス要素をマイナスのままにするのでなく、

プラス要素に転換できるよう、

苦しむ中にも前向きな生き方を模索して、

人生をより良いものにしていきたいですね。




以上、若先生でした♪


感想きかせてねん☆ミ"